effort level(努力レベル)設定とは — 推論の深さを制御する仕組み
effort(努力レベル)とは、Claude Codeが1回の応答にどれだけ推論を割くかの度合いです。高くすれば根本原因の調査や設計判断まで踏み込みますが、その分だけ応答は遅く、消費も増えます。難しいタスクほど上げ、単純作業では下げるのが基本。まず押さえたいのは、努力レベルとモデル選択が別々の軸だという点です。
モデルエイリアス(haiku/sonnet/opus/fable)と努力レベルの対応関係
モデルエイリアスは、正確なバージョン名を覚えずに性能帯を選ぶ仕組みです。用途はおおむね次のように分かれます。
- haiku:シンプルなタスク向けの高速・低コスト
- sonnet:日常的なコーディング
- opus:複雑な推論タスク
- fable:最も難しく実行時間の長いタスク(Fable 5)
努力レベルは、選んだモデルの中で推論の深さをさらに調整する軸です。opusでも軽く流せますし、sonnetでも深く考えさせられます。モデルで性能の上限を、努力レベルでその時の粒度を決める、と分けて考えると整理できます。努力レベルを上げると思考時間が長くなるので急ぎの用事などには向かないことを気をつけておきましょう。

ultrathinkで単発の深い推論を呼び出す使いどころ
努力レベルを常時上げると全体が遅くなります。そこで使えるのが、プロンプトに「ultrathink」と書いてその一手だけ推論を深める方法です。設定を触らず単発で効くので、難所のデバッグやアーキテクチャ判断といった「ここぞ」の場面に向きます。定型のリファクタや文言修正で使っても、時間とコストが増えるだけで見返りは薄いでしょう。
タスク難易度でeffortを使い分ける判断基準
判断の入口は「そのタスクが調査を要するか」です。答えが自明で手を動かすだけなら低め、原因が読めない・設計を決めるなら高めが合います。
難易度別に見るeffortとモデルの選び方の目安
- 低難易度(文言修正・単純置換):haiku〜sonnet、努力は低め
- 中難易度(機能追加・通常のバグ修正):sonnet中心
- 高難易度(原因調査・設計判断):opus、要所でultrathink
- セッションを超える大規模作業:fable
fableは行動前に調査し自分で検証するため、通常なら分割する作業を一括で任せられます。ただしデフォルトではなく、/model fable で明示的に選ぶ必要があり、利用できるのはClaude Code v2.1.170以降です。安全性分類器が反応する領域では自動フォールバックが起きるので、fableのつもりが別モデルで走っていないかは応答の挙動で確認しておくと安心です。