2026年9月23日にClaude Code 2.1.281が公開されました。起動時の案内では新機能12件・不具合修正70件・その他の変更32件です。大半はClaude apps gatewayやSlack連携など組織向けの項目で、ターミナルで日常的に使っている人の操作や設定が変わるものは5つに絞れます。以下はClaude Code 2.1.281の挙動です。
コミットの署名行をsettings.jsonの1行で消せる
Claude Codeが作るコミットにはCo-Authored-Byのトレーラーが、プルリクエストの本文には生成元を示す1行が付きます。これまで全部を消すにはattributionの中でcommitとprを空文字に、sessionUrlをfalseにと3項目を書く必要がありました。2.1.281からは次の1行で同じ結果になります。
{
"attribution": false
}
注意点が1つあります。2.1.281より前のClaude Codeは、この真偽値を含む設定ファイルを読み込みません。そのファイルに書いたpermissionsやhooksも一緒に無視されます。リポジトリで共有する.claude/settings.jsonのようにメンバーのバージョンが揃わないファイルでは従来のオブジェクト形式のまま書き、真偽値は自分専用の~/.claude/settings.jsonに限定してください。2.1.281でこの設定を渡して起動し、警告が出ないことは確認しています。各行の意味はClaude Codeのコミットに付くClaude-Sessionとはにまとめています。
権限確認をスキップしていても止まるrmが増えた
--dangerously-skip-permissionsと自動モードでも、削除対象がコマンド置換の結果だけで決まるrm -rf "$(pwd)"のような形は、Bashの許可ルールがあっても確認ダイアログが出るようになりました。実行前に文字列から削除先を判定できないためです。シェル変数の直後に最上位ディレクトリ名が続く形や、作業ディレクトリから導いた変数を消す形も危険なrmとして扱われます。
放置して動かしているセッションでは、この確認は2分間応答がなければコマンドを拒否し、書き換えのヒントを残して作業を続けます。確認自体を出したくない場合はCLAUDE_CODE_DISABLE_SUBSTITUTION_RM_PROMPT=1で無効にできますが、手順側で削除対象を固定のパスに書き換えるのが本来の対応です。
起動が速くなった
gitの読み取り・起動時のテレメトリ送信・Bedrock/Vertexのモデル更新チェックが、最初の画面描画の後に移されました。あわせて、MCPサーバーもプラグインも設定していない環境で、組織の管理設定を取得する通信を起動前に待っていた不具合が直っています。この待ち時間は通常80ミリ秒程度ですが、ネットワークに届かない環境では17秒を超えていました。
セッション再開で履歴とキャッシュが欠ける不具合の修正
claude --resumeまわりの修正のうち、費用と待ち時間に直接関係するのは次の3つです。
- 非常に大きなセッションを再開すると、最後の数メッセージしか復元されないことがあった
- 再開時に過去のターンが元と違う形で再送され、APIがそれまでの推論の内容を破棄することがあった
- MCPサーバーが会話の途中で切断されたり、再開後もまだ接続中だったりすると、プロンプトキャッシュが失われていた
プロンプトキャッシュが切れると、その回の入力トークンは割引なしで課金され、応答も遅くなります。再開直後の1ターン目だけ極端に遅いと感じていた場合は、この修正で解消している可能性があります。
Ctrl+Enterの「今すぐ送信」が実行中のツールを止めなくなった
Claudeの作業中にメッセージを打ってCtrl+Enter(またはCtrl+X Ctrl+S)を押すと、これまでは進行中のターンを中断してから送信されていました。2.1.281からは、実行中のツールをバックグラウンドに移したうえで送信されます。長いテストやビルドを止めずに追加の指示を出せる反面、「送信して止める」つもりで使っていた人は、Escで中断する操作に切り替えてください。
前日の2.1.280では既定のOpusがClaude Opus 5.5に変わっています。しばらく更新していなかった環境では、/modelで選ばれているモデルも合わせて確認してください。