今月に入って、GMOクラウド様のレンタルサーバーICLUSTA+でEC-CUBE2がエラーになったという現象が相次いでおります。
対応方法を下記にまとめましたので、ICLUSTA+をご利用の方はご確認お願い致します。

原因について

ICLUSTAでEC-CUBE2がエラーになる方は皆さん下記のようなエラーメッセージが表示されています。

DB処理でエラーが発生しました。
SQL: [SET SESSION storage_engine = InnoDB]
MDB2 Error: not found
[Error message: extension mysql is not compiled into PHP]

これはPHPのバージョンが自動でPHP7.2に変更されてしまったことによるものです。
公式サイトでもPHP7.2への切り替えについてアナウンスがされています。

PHP5.6 及び PHP7.0 のPHP公式のセキュリティサポート終了に伴い、PHP7.2への一斉切り替えを実施します。
https://support.gmocloud.com/info/detail.php?no=1550569067

GMOクラウド様が保有されているサーバーはたくさんあります。
サーバーごと段階的にPHPのバージョンを切り替えられているため、サイトによってエラーになる時期が違います。

エラーの対応方法(暫定)

・PHP5.6に戻す

まずはPHPのバージョンをICLUSTAのコントロールパネルより5.6に変更してください。
これで今まで通りにEC-CUBE2のサイトが表示されるようになるはずです。

エラーの対応方法(今後を見据えて)

GMOクラウド様のアナウンスにもある通り、PHP5.6 及び PHP7.0の公式サポートが終了したため、いずれ提供されなくなる可能性があります。
(時期の違いこそあれ、これはGMOクラウド様に限った話ではなく、他のレンタルサーバー会社様でも可能性があります)

なお、旧PHPバージョン(5.6、7.0)環境のご提供終了につきましては、
現時点で実施日程は未定となります。予定が確定いたしましたら、
あらためてご案内をおこなわせていただく予定でございます。

それでは、仮定の話ではありますが、現在EC-CUBE2でお使いのレンタルサーバーでPHP5.6が提供終了する場合、どのような対応方法が考えられるでしょうか?

・方法1 PHP7.2に対応したバージョンのEC-CUBEにリニューアル
EC-CUBE2.17やEC-CUBE3や4が対応していますのでリニューアルが方法の一つとして考えられます。
ただし、EC-CUBEのバージョンアップデートは簡単にできるものではなく、プラグインの導入や独自カスタマイズが増えれば増えるほど費用は大きくなっていきます。
ただ、今後の運営や環境の変化を考えるともっとも安心できる方法になります。

・方法2 VPSや専用サーバーなどPHPを自分でインストールできるサーバーに移転
サーバー管理を自分で行うためランニングコストはレンタルサーバーよりも上がりますが、PHP5.6を使い続けることができます。

・方法3 PHP5.6を一定期間保証してもらえるレンタルサーバーに移転
レンタルサーバー会社様にPHP5.6の保証期間を確認し、サーバー移転を行う方法があります。

適切な方法はサイトの規模や運営方法によっても変わってきます。心配な方はぜひ一度ご相談ください。

リニューアルするならどのバージョン?

・EC-CUBE4
EC-CUBE4系は非常に力が入ったバージョンです。リニューアルの工数はかかりますが、これを機にレスポンシブ化したい、便利になった管理画面を使いたい等のご要望を満たすことができます。これからどんどん進化をしていくバージョンですので、ある程度のコストをかけられるのであればもっともおすすめになります。

・EC-CUBE2.17
EC-CUBE2.17はコミュニティ主導で開発されているバージョンで、現在RC版が公開されています。
https://github.com/EC-CUBE/eccube-2_13/releases/tag/eccube-2.17.0-RC
リニューアルにコストをかけたくない場合は、第一の候補になります。データの変換・移行が少なく済むため、工数は少なめです。
※RC版=リリース候補で、まだ正式版ではありません。