EC-CUBEはAWSのようなクラウドサーバーが向いていると言われます。どんどんカスタマイズしていくのでスペックやモジュールを必要に応じて調整できるからです。

しかしクラウドサーバーを使用するにはサーバーの知識が必要で、社内でサーバー管理者を賄えない場合サーバーの管理を委託することになります。

保守費用をおさえるため、EC-CUBEをレンタルサーバーに設置するのは良い選択肢だと考えています。

ただし、EC-CUBEはかなりサーバーを選ぶCMSです。レンタルサーバーによってはまともに動作しなかったり、機能が不足している場合があります。適したレンタルサーバーを選ぶ際には、以下の条件を考慮すると良いでしょう。

SSH接続

EC-CUBE4のサイトを管理する際に、SSH接続ができることが非常に重要です。EC-CUBEは多くの管理をSSH接続してコマンドで行います。

PHPのバージョン

EC-CUBEは特定のPHPバージョンでのみ動作するため、対応しているPHPバージョンを持つサーバーを選ぶ必要があります。
もし古いEC-CUBEだと必要なPHPも古いものなので、対応していないサーバー会社も多いため注意しましょう。

また、PHPのバージョンが固定ではなく選択できるサーバーの方が安心です。

データベースのサポート

MySQLもしくはPostgreSQLデータベースに対応していることが重要です。バージョンも対応しているかどうか念入りに確認しましょう。

サーバーの性能

EC-CUBEは比較的リソースを多く消費するため、高性能なサーバーが望ましいです。
レンタルサーバー のスペックが低いことは考えにくいですが、特にRAM、CPUの性能が重要です。

安定した稼働率

オンラインショップは24時間365日稼働することが多いため、高い稼働率を保証するサーバーが必要です。

セキュリティ

EC-CUBEにおいてのセキュリティは非常に重要です。定期的なセキュリティ更新、SSL/TLS証明書のサポートはもちろんとして、WAF(ウェブファイアウォール)などのセキュリティ対策が整っているサーバーを選びましょう。

バックアップとリカバリー

データのバックアップとリカバリー機能を提供するサーバーが必須です。
データベースとファイルの両方をバックアップできるオプションがあると安心です。

どのレンタルサーバーがEC-CUBEに最適?

あくまで弊社の主観ですが、エックスサーバー (ビジネス)がもっともEC-CUBEに適したレンタルサーバー だと思います。

日本発!ECオープンプラットフォーム「EC-CUBE」 EC-CUBEゴールドパートナー EC-CUBEは株式会社イーシーキューブの商標です

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    [重要]現在公式にセキュリティサポートが切れていないPHPは8.1以上、MySQLは8.0以上で、対応しているEC-CUBEバージョンは4.2以上です。古いEC-CUBEを使っている方は適切なタイミングでバージョンアップをご検討ください。

    EC-CUBEバージョンアップ