EC-CUBEの商品レビュープラグインを導入しているサイトで、スパム投稿に悩まされているケースが増えています。結論から言うと、EC-CUBEの商品レビューは標準で承認制のため、スパムがそのままフロントに表示されることはありません。まずは承認運用を徹底し、それでも投稿量が増える場合に会員限定・reCAPTCHAなどのカスタマイズを追加するのが基本方針です。この記事では、その具体的な手順を順を追って解説します。
EC-CUBEの標準的なスパム対策
商品レビュープラグイン(ProductReview4系)には、標準でスパム対策の仕組みが備わっています。追加のプラグインを入れなくても、最低限の防御ラインが用意されている点はEC-CUBEの安心できるところです。
レビューは承認制
投稿されたレビューは、初期状態では「非公開」になります。管理者が管理画面(コンテンツ管理 → レビュー管理)で内容を確認し、「公開」に変更して初めてフロント画面に表示される仕組みです。
つまり、スパムが投稿されても即座にサイトに表示されることはありません。掲示板のように書き込みが垂れ流しになる心配がないため、被害は「管理画面が荒れる」範囲にとどまります。
運用でできる対策
1. 承認作業の徹底
最も基本的な対策は、レビューを承認前に必ず確認することです。次のような特徴があるレビューは、スパムの可能性が高いと判断できます。
- 明らかにおかしな日本語(機械翻訳のような文章)
- 商品と関係のない内容
- URLや外部サイトへの誘導が含まれている
- 同じ内容の連続投稿
判断に迷ったら公開せず削除する、という運用ルールを決めておくと、担当者による判断のブレを防げます。
2. スパムを防ぐ
スパムが増えてくると、承認待ちのレビューが溜まり、確認作業そのものが負担になります。1日に数十件も届くようになったら、そもそもスパムを投稿させない段階へ進むタイミングです。以下のカスタマイズで、承認作業の手前でボットや大量投稿を止められます。
追加で導入できる対策(カスタマイズ必要)
スパムの流入元が「ゲストによる手動投稿」なのか「ボットによる自動投稿」なのかで、有効な対策は変わります。以下を組み合わせると効果的です。
会員のみ投稿可能にする
ログインしている会員のみがレビューを投稿できるように制限します。ゲスト投稿を防ぐことで、使い捨てアカウントによるスパムを大幅に減らせます。購入者限定レビューにすれば、レビューの信頼性そのものも高まります。
reCAPTCHA
Google reCAPTCHA v3などを導入することで、ボットによる自動投稿をまずまずの精度で防げます。v3はユーザー操作を求めない裏側判定型のため、購入体験を妨げにくい点が利点です。
ハニーポット
フォームに人間には見えない隠しフィールドを追加し、そこへ入力してきたアクセスをボットと判定して弾く手法です。実装コストが低く、reCAPTCHAと併用すると取りこぼしを補えます。
送信間隔制限(レートリミット)
同一IPアドレスからの連続投稿を制限し、短時間の大量スパム投稿を防ぎます。「1分以内の再投稿を拒否する」といった閾値を設けるだけでも、機械的な連投にはかなり有効です。
まとめ
商品レビューのスパム対策は、まず「承認制の運用徹底」から始めましょう。標準機能だけでもフロントへの表示は防げるため、慌てて開発する必要はありません。
それでも投稿量が増えて承認作業が回らなくなってきたら、会員限定投稿やreCAPTCHA、レートリミットといったカスタマイズを段階的に検討してください。スパム対策のカスタマイズについてご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
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